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真DQ10イベントがわからんというタクト民のための予習

この記事はくまが書いてます。

ドラクエタクトの次のイベントが真・ドラクエ10イベントということが発表されました。


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ドラクエ10ってオンラインゲームなのもあり、ナンバリングの中でこれだけプレイしてないプレイヤーも多いはず。まして、今回発表された真イベントがストーリーのだいぶ先と言うこともあり、キャラクターもよく分からないぞっていう方も多いはず。ストーリーのネタばらしを完全に避けるのはむずかしいので、やりすぎない程度にストーリーを説明しつつキャラクターについて紹介していこうかと思います。

天雷の勇者アンルシア

まず、タクトには勇者姫アンルシアというキャラクターが既にいますが、今回は天雷の勇者アンルシアという勇者キャラとして登場しました。まずは、ここから説明していく必要があります。おわかりかとおもいますが、ドラクエ10の主人公は、勇者ではありません。「勇者の盟友」という形で登場します。これはドラクエ10がオンラインゲームという都合上、勇者がたくさん世界にあふれてるのもおかしいということでこの位置づけになったと思われます。そして、アンルシアは勇者姫ということで性別固定の勇者なんですねー。

さて、ドラクエ10は2023年4月現在、バージョン6まで発売されており、現在進行形でストーリーが追加されていています。最初のタクトのコラボではおおよそバージョン1と2までのお話しがカバーされていました。ドラクエ10で勇者が出てくるのは実はバージョン2なので(1ではどこかで覚醒したという情報がもたらされるのみ)2までカバーして初めて勇者姫を出せるということになってます。今回、真イベントと銘打ってはいますが、要するに第二弾という感じで先のストーリーを題材にしたのでしょう。ただ、バージョンを一気に飛び越えてバージョン5をカバーしたのは驚きです。

勇者姫は2で初登場したあと、バージョン3にも4ももちろん大事な役割を持って登場するのですが、2の次にストーリーでかなり関わってくるのは5でして、衣装も取り替えてさらにパワーアップした姿として再登場します。なので、今回の目玉のガチャキャラとして実装された「天雷の勇者アンルシア」という別バージョンを出すにはうってつけのタイミングとも言えますね。ドラクエ10はオンラインゲームなのでフレンドさんとパーティを組んで敵と戦えますし、ストーリーもボス戦を一緒に戦うことが出来ますが、そのなかでアンルシアのNPCとも共闘する機会があります。これも2ではけっこうあったのですが、次にがっつり存在感を持って共闘するのは5になってから。再登場で共闘するときプレイヤーはアンルシアが強くなったことをしっかり体感するはずので、このタクトでの再登場も納得感があります。

タクトの天雷の勇者アンルシアののとくぎを少し見ておきます。「雷鳴一閃」と「堅守の聖盾*1」は、ドラクエ10でも登場します。バージョン5で登場したサブコンテンツの心層の迷宮というコンテンツをクリアすると解放されるとくぎです。

心層の迷宮で解放されるとくぎにはもうひとつあってそれがジゴデインなんですがこれはタクト側には実装されませんでしたね。初登場広範囲呪文とくぎ「デヴァインスパーク」がすごくジゴデイン感あるんだけど、なぜこれをジゴデインにしなかったのかなぁ。反射不可ってのがダメだったのかな? ジゴデインの初出はDQMSJですが、デイン系の最上級でそのときから反射できるのでそれを嫌ったのかな。ちなみにややこしいのですが、ジゴスパークという主人公も使う槍のとくぎもあります。自分を中心にデイン系の爆発を起こすような特技ですね。

あとはギラ単体高火力物理の「ロイヤルソード」ですが、これはドラクエ10と一切関係ないですね。そもそもアンルシアにギラ物理なんて一切関係ないんだけど、もう1特性持たせないと勇者系がデインに寄りすぎてしまうというタクト側の事情がありますからこれは仕方ないですね。

エステラ

エステラさんはバージョン3登場しました。バージョン3はナドラガンドという竜族の国が舞台です。なのでエステラさんも竜族です。タクトではマーニャ以降、覚醒などモードチェンジしてとくぎが切り替わるなかまが実装されたのでエステラもそういうモードチェンジキャラであってほしいですね。バージョン3ではヒロインとして登場しましたが、バージョン5で、アンルシアが魔界に攻め入るときに竜族代表として一緒に戦ったということもあり、今回配布Sランクに選ばれてたと思われます。趣味はぬいぐるみ集め。

イルーシャ

バージョン5のヒロインです。バージョン5は魔界を舞台にした物語です。ドラクエ10のメインのフィールドはアストルティアという世界ですが、その地下にあるのが魔界です。魔界からアストルティアに魔王ヴァレリアが攻め込もうとするところからバージョン5は始まります。タクト情報局でも紹介されたPVはこのオープニングムービーですね。そんなこんなで主人公はひょんなことで魔界に辿り着き、さらに地下深くからあふれ出す魔障を浄化することになります。そのときに、浄化のちからをもった記憶喪失の少女の力を借りることになります。それがイルーシャです。イルーシャの趣味はスケッチ。タクト側のイベントでイルーシャのスケッチブックというミッションがあるのはこれをモチーフとしているようですね。

共闘するシーンはありますがあまり戦いが得意なイメージはありません。補助系のキャラクターになりそうな気がしています。

魔王ヴァレリア・魔王ユシュカ・魔王アスバル

魔界にはいくつかの国があり、それぞれの国を治めているのが、魔界の王、つまり魔王です。ツイッターを見ていると魔王が多すぎるという感想を持った人も多かったようですが、ここでいう魔王というのはいわゆる人間の世界の王様にすぎないです(といってもみんな強いですが……)実は大魔王というのが居て、バージョン5はこの大魔王を巡る物語でもあります。かなり面白いので、ドラクエ10興味ある方は是非やってみてくださいね。

ここで三人ともがイラストが紹介されているとなると、ぜんぶガチャキャラで来るのかなー? 実装が楽しみですね。魔王ヴァレリアはヒャド系の物理アタッカー。オープンニングでも披露してましたね。魔王ユシュカはメラ系物理アタッカーですね。こちらはかなり主人公と冒険をともにするので魔王の中でも準主人公的な存在です。ストーリーの途中で、悲しいエピソードを経てとある伝説の魔法の名前のついた剣を手に入れますが、これは実装されるかなぁ。魔王アスバルはドルマ系魔法アタッカー(魔法の帝国の王様なのです)。ですが、自分が戦うというより、魔人「レイジバルス」という魔人を召喚して物理で戦うイメージのほうが強いですね。かなり不気味で強烈な印象を残しますが、タクトだと味方が召喚するような仕組みは作れなそうなので、魔人召喚して魔人が一撃叩くだけのとくぎになりそうですね。NPC召喚できるようなとくぎあったら楽しそうですけどねえ。味方のAIコントロールとか考えると攻略がまたアツくなりそうですけどね。


といいうわけで、いかがでしたでしょうか。プレイしてないひとからするとだれだこいつとか、魔王多すぎ、とかいろいろ感じるところはあると思いますが、個人的にはとてもワクワクしています。逆にドラクエ10ファンとしてはバージョン4のキャラクターが不憫だなあと思うわけですが……とはいえ、どんな風にアレンジしてくるのか。当日のプレイとガチャがとても楽しみです。

*1:予断ですが、「聖盾」は「せいじゅん」と読むと思われますが、ゲーム発の造語のような気がしますね。他のゲームにもたまに登場します