そらとぶけもの

こわくないよ

街歩き型謎解き「お嬢様はエスパー探偵 ぶらり浅草編」をやってきた

この文章はくまが書いてます。

どーん! おなじみ浅草でございます。この街を舞台にした謎解きをやってきたので、ご紹介します! 

やってきたのは、こちらです。今回は感想のみ。ネタばらしはしません*1

machihack.com

エスパー探偵という主人公の手がかかれたクリアファイルに謎解き用のストーリーブックを渡されてゲームスタートです。このクリアファイルをかざすことでいろいろな謎が現れてくるような仕組みになっていました。

謎解きキット

浅草観光のついでにやったこともありかなり時間を使いました。観光をしていたことを差し引いてもかなりのボリュームで、難易度もそこそこ。謎解きに慣れた人でも十分楽しめます。逆に慣れてない人にとっては、答えまで書かれたヒントがありますから詰まったとしても大丈夫。アイデアが出なくなって何分たったら答えを見るみたいな決め事をしておけば、だれることなく最後まで進めることでしょう。町歩き型ということで、舞台となる場所を知ってほしいという願いが込められていますから、プレイされる方は是非、全部の謎に触れてみてほしいですね。というわけで、クリアまでが結構長いので、プレイされる方はできれば真夏の炎天下じゃない方が良いとはおもいます。浅草の街にはベンチが結構たくさんありますので、座って謎解きすることは比較的簡単です。ですが、日よけとなるものがない場所が多いので日傘を持参することをおすすめします。飲み物もこまめにとりましょうね。

途中、2箇所ほど「ここから少し休憩しながらじっくり考えて見てください」という助言付きの箇所があります。それ以外の謎はわりとあちこち歩かされる(謎を解くのに現地のオブジェクトを見る必要があることが多い)ので、疲れたなと思って途中で休憩してしまうと、じっくり考えてくださいポイントで再び足止めされてしまいますから、序盤の謎解きの間は出来れば一気に進めて、中盤の少し難しい謎になってから休憩することをおすすめします。ぼくらは休憩をへんなところで取ってしまったせいで、現地に行って謎を進めるという行動を無駄に二回することになり時間を浪費してしまいました。あと1箇所、地図が不親切なところがあるのでそこだけ改善してほしかったですね。小さな道を省略してあるのは紛らわしいです。浅草は小さな道であってもちゃんとお店が並んでいて存在感があるため、省略しないでほしいところです。

我々の最大のミスは、分かっていたのに文字の順番を勘違いしすぎていてその答えを棄却してしまっていた箇所があったところです(ABCと読むところをACBと読んでしまった)みちびきされる答えが複数回別の問題でのヒントとなるような謎解きは最近の流行ですが、そのために単語に多少不自然さが生じ、それが目眩ましになったりすることはたまにありますがそれに引きずられた形です。まあ、これはあとから前の謎に遡及したときにすげーってなることとの引き換えなので十分許容範囲ではあるのですが……。もらった消しゴムのない使い捨て鉛筆ではなく、自分の持っているフリクションボールで消しながら解いていけば良かったなあといまさら後悔してます。たった3文字のような自明すぎる文字列でもちゃんと書き込んだ方が良いと言うことをまはびました。これを偶然にも読む皆さんはくれぐれも横着して書き込まない、間違えた文字を消さない、殴り書きして読み間違えない、を徹底しましょう。

謎解きのギミック(主人公がエスパー能力を持ち、思考を読み取れるという設定をクリアファイルで実現している)は与えられたクリアファイルを使ったものでしたが、これはかなり良く出来ていました。謎の解き方の誘導もなかなかに上手く、分からなくてもけっこうじっくり考えていけばひらめくことが出来ました。町歩き系はあまり解いたことがないのですが、「その場所に行けばほとんど答えが書いてあり、大きめの謎一つ解けばクリアできてしまう」みたいなものなのかなーとタカをくくっていたら、むしろこれやり過ぎ感あるなと思わせる大ボリュームだったのでほんとうに良い意味で裏切られました。これはいろんなひとにおすすめしたいです。ただ、逆に短い時間でサクッとやろうと思うと時間が足りなくなるし、グループ内に謎解きにあまり興味が無い方や、あるいはお子様がいる場合、長すぎて絶対飽きますのでそのあたりは気をつけてくださいね。

ちなみに町歩き中にいろんな食べ物をいただきまして、町歩きとしても大満足でした!

*1:いわゆる「批評」をするのであれば、ネタばらしは必要だと思っているので、イベントが興行である以上ネタを明かさないで欲しいというお願い事は十二分に理解していますが、それでも、文芸批評とおなじような「批評」という行為が謎解きにもあって良いと思っているので場合によってはネタを割ることもあります。ですが、今回はさすがに始まったばかりの謎解きイベントで、すでに解いた人もさほど多くないでしょうからネタばらしはせず、感想に止めることにしました