そらとぶけもの

こわくないよ

映画「ハリーポッターと秘密の部屋」を観た

この記事はクマが書いています。

第二章にあたる作品。かなりもりだくさんなんだけど、ちょっと個人的にはおもしろそうな要素がやたらにでてくるわりには、それらがお話しとしてつながってない印象でしたね。シーンごとには印象的なものがたくさんあるんだけど……。空飛ぶ車のカーチェイスとか、またまた出てきたクィディッチなどの映画的に映えるシーンに時間を使いすぎて説明不足になっちゃったんかなあ。

あのお調子者の小説家も狂言回しなのは分かるけど、忘れる魔法みたいなの全然関係なかったですし。あれさ、妹があやつられてひどいことしたって設定なんだから、役立たずだった小説家も役に立つじゃんってシーンに使うんじゃないのか。ハリーとマルフォイの決闘シーンが、さいごのヘビとの戦いで再現されて役に立つのかと思ったら、ハリーはあのヘビを物理で倒そうとしてますよね。蛇に襲われないように気をそらすのもただの石で息上がりばったりだし、魔法すら関係なくないですか。帽子から突然出てきた剣もなんの伏線もなくて、あとからこういう由来でしたーっていわれてもそんな都合良くでてくるのも、帽子の中から出てくるのもよくわかりませんでした。おまけにヴォルデモート、自信満々で記憶から登場してきたのに拠り所となる日記をそのまま放置して焼かれるとかあまりにもアホすぎて、敵としてあまりにも弱い感じがしませんかね。

ホグワーツの歴史に迫るあたりとても興味深いんですけどね。なんだか説明が足りてないし、ときにはご都合主義さえ感じた作品でした。たいしてあらすじもないのにやたらに長いのもちょっとね。